
療育を行う前に、まずお子さんが現在どのレベルにいるのかを明らかにする必要があります。つまり、何ができて何ができないのか、得意なことや不得意なことは何かを明らかにすることで、指導の方向性が見えてくるのです。
アセスメントには色々な種類があります。例えば、問題行動は何か、社会性、言葉の発達、非言語的なものの発達などです。それらは、心理検査と言われる市販のテストを用いる場合や直接観察することで明らかにします。
上記のようなアセスメントの結果を元に、療育を行います。一般的には、「療育」は発達障害のある子どもさんが、機能を高めるべく、かつ、社会的自立生活に向けて、援助することだと言えます。発達障害に現在最も効果的とされている治療法は、「行動療法」もしくは「応用行動分析(Applied
Behavior Analysis; ABA)」と言われるものです。
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応用行動分析はアメリカではすでに60年代から行われているもので、発達障害児の問題行動、身辺自立、言葉、社会性、学習面などのスキルを高めるために用いられる方法です。色々な方法がありますが、例えば「服を着る」という教えたい行動があるとすれば、その行動を「右手を通す」「左手を通す」「前を合わせる」など細かく分け、それらを子どもにとってのごほうび(食べ物、ほめるなど)を用いて一つずつ教えていきます。例えば、まずは「右手を通す」行動から教え、できたらごほうびをあげます。次は、「左手を通す」行動を教えて、最終的には「服を着る」ことを一人でできるようにするのです。
また、応用行動分析では発達障害児には特に早期の集中的な療育が必要であると言われており、できるだけ早い時期から、集中的な家庭内での療育を行う必要があると言われています。つまり、お子さんが小さい頃から応用行動分析を用いて、問題行動、身辺自立、言葉、社会性、学習面などのスキルを高めること、つまり療育を行うことで、社会的自立を助けることが大切です。


療育の様子:子どもの好きな遊びを通して少しずつ学習していきます。