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 個別療育の進め方

 こどもの療育で大切なこと


  行動療育の内容や目的を解説していきますが,障害の種類や程度に関わらず,こどもの療育で最も大切で第一優先に考えないといけないことは,『できることを増やす』ということです。言い換えると行動レパートリーの拡大です。これは、特別な療育場面に関らず,日常生活や保育場面などこどもが生活するすべての場面で第一優先に考えないといけないことです。

  言語スキル,認知スキル,社会的スキル,運動能力と広範囲にわたってできることを増やしていくことが目標になります。

  学習態勢の形成や問題行動の低減は,できることを増やすための要因の1つであり,教育的支援の第一目標ではありません。できることが増えて行くためには様々なことを経験し学習する必要がありますが,学習態勢ができていなかったり問題行動が強いと,学習する機会を制限されるからです。

  学習態勢が形成されている方が療育に取り組みやすいため、療育を通して獲得できることが増えます。問題行動が少ない方が集団活動に参加したり,刺激が豊富な環境で過ごすことができたり,適切な関わりを得る機会が増えるため,社会的経験を積む機会が増えます。自己刺激行動や常同行動が少ない方が,外部の刺激に注意が向きやすくなり,環境から吸収できることが増えます。人や遊びに興味を持つことができれば,関わりを通して社会的学習の機会が増えます。

  感情や状況を理解する力,先を見通す力,我慢をする力,頑張る力なども同様です。

  つまり,問題行動の低減が療育の第一目標ではなく,特にこどもの場合は,『行動レパートリーの拡大:できることを増やす』ことが第一目標であり,そのために,学習を阻害する大きな要因である問題行動を無くさなければいけない場合があるということです。また、できることが増えてくると問題行動は減少します。

  日々様々なトラブルがあり,色々考えてあげないといけないことはありますが,『できることを増やす』ことを第一優先に考え,療育や日々の対応を考えていきましょう。


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