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 個別療育の進め方

 
がんばる力をつける 2 

  こどもががんばる力をつける2つ目のポイントは,『勝ち負け』や『上手くできたかどうか』は大切だけども,それと同じくらい,またそれ以上に『がんばること』が大切だと強調していくことです。

  少しこどもが色々な事を理解できるようになってくると,失敗したくない,負けたくない,という気持ちが出てきます。失敗したり負けたときに崩れたり,「○○したくない」と少し難しそうな場面をあらかじめ避けようとすることがあります。

  そのため,療育場面や日常生活場面,集団活動場面で常日頃から「頑張ることが大切」,「失敗してもがんばったことは偉い」,「チャレンジしたこと,挑戦したことが大事」,「負けちゃってもがんばってたからお母さんは嬉しい」などと,『がんばること,チャレンジすること』が大切なことであると強調して声をかけ,失敗しても頑張っている姿が受け入れられる雰囲気を作っていきます。課題や活動が上手くできなくても,少しでも頑張っている部分が見られたら,その点を積極的に褒めてあげます(試みを強化する)。

  そうすると何か上手くできなくても,ただの失敗体験とはならず,がんばったことを前向きに受け入れられるようになります。

  療育や日常生活を通して様々な力がついきても,失敗する場面や負ける場面には今後必ず直面します。その時に崩れてしまわないように,少々難しいことがあってもがんばることが大切,がんばったら乗り切れることがある,1人の力でがんばっても解決できなければ誰かが手助けしてくれる,ということを理解してがんばる力をつけておくことは大切です。

  苦手な場面を避けてしまうと学習の機会が奪われてしまいます。また,高校,大学,専門学校,職場では,人間関係や活動内容で上手くいかないことがあっても,がんばって通い続けて問題を解決する力がなければ,社会適応が難しくなってしまいます。

  そのため,小さい時から「失敗しても頑張ることが大事」,「失敗したけどがんばったからOK,次上手くできる方法を考えよう」と繰り返し声をかけ,頑張る力をつけていきましょう。


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