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 行動的支援勉強ノート1

 行動科学を勉強しよう


 
 『行動的支援勉強ノート』では,こどもの発達支援や日々の生活に活かす行動科学を勉強していきます。(内容は随時修正,追加します)

  解説する内容は基本的に行動科学,特に応用行動分析学(ABA: Applied Behavior Analysis),及び,それらに基づく臨床経験に基づいています。一般的に応用行動分析学というと,問題行動を改善するためのテクニックというように受け取られることがあります。その点は応用行動分析学の成果が際立つ領域ではありますが,1つの側面にすぎません。 

  発達障害分野での応用行動分析学(ABA)が果たす大きな役割は,日常的に行動理論に基づいて発達障害のある人たちが示す様々な行動を理解し,社会適応とQOLの向上に向けて,問題行動を増やさず,適切な行動を増やす関わりを行っていく点にあると考えています。

  日々の生活で行動理論に基づいた枠組みで行動を見る視点を養うということが大切です。今まで理解できなかった様々な行動の理由を推測することができ,対応の仕方を前向きに考えることができます。このように書くと『難しそうだな』と思われるかもしれませんが,基本的な知識を得て,特定の目立つ行動を行動理論の枠組みで捉える練習をすることで,徐々に行動の見方や考え方が養われると思います。

  応用行動分析学(ABA)の基本的な考え方に加え,発達障害のあるこども達の育ちの支援や日常生活での関わり方のポイントを解説しています。具体的な指導方法や行動改善プログラムよりも,日々の子育てや支援の指針となるような応用行動分析学の考え方,将来を見据えて幼い時から計画的に取り組んでいくべきテーマを中心に解説しています。

  発達障害のあるこどもの保護者や関連領域で働く人たちが,どのような方針で育てていけばいいか分からない,何から手をつけていいか分からない,なぜこのような困った行動をするのか分からないという時に手がかりになれば嬉しく思います。


 【多様な支援の1つとしての行動的支援】
  ABAに基づく支援が他の理論や実践よりも優れており,皆がABAを勉強して実践しなければいけないという訳ではありません。私はたまたまABAを専門として実践活動を行い,現時点で有効であると実感しているので専門としているだけです。

  こどもができるだけ幸せな人生を送っていくことを願って,子育てを中心に様々な人たちが多様なかかわりを行っています。その1つが心理学的支援であり,その中の一分野が行動的支援,ABAに基づいた支援です。心理学的支援には行動的支援の他にも有効な理論や支援が存在します。

  行動的支援が最も有効であるという事ではなく,子どもの発達を中心とした困りごとを抱えている方が,その解決の手がかりの1つとして行動的な視点や取り組みが役立つ場合があると思います。このような問題解決や問題の予防,こどもと家族の幸せに向けた取り組みとして,行動的支援を活用して頂ければと思います。そのための情報を提供し,行動的支援の基礎となる考え方や行動の見方を身につける方法を提供していきます。


 【どこから勉強すればよいか】
  ABAをまず学ぶときに,多くの情報がありどこから手を付けていいか分からない,何が大切な所か分からないという方もいると思います。ABAの基本であり,まず学ぶべきところは『三項随伴性』と『強化』です。ABAの専門家ではなく,日々のこどもとの関りや支援でABAを取り入れようと考えている方は,この2つの概念から学んでください。
  まずは三項随伴性でこどもの行動を捉えて,その行動の理由を考えます。そして,なぜ望ましくない行動が強化されているのか,望ましい行動を引き出し強化するにはどうしたら良いかを考えて下さい。この視点がABAで大切になります。

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