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 個別療育の進め方

 コラム 正確性と流暢性について


  『弁別学習2 関連する力を伸ばす』で流暢性について少し書きましたので、簡単に解説します。

  療育を行う場合、課題の達成基準が示されていることがあります。100%の正答が2回続いたら次の課題に進むというように、正答率が指標とされることが多いです。

  しかし、標的スキルを習得したかどうかを考える場合、正答率だけでは不十分な場合があります。そこで考えないといけないことが「流暢性(fluency)」です。

  簡単にいうと流暢性とは、ただ正確に反応できるというだけではなく、特に考えることなく素早く反応できるということです。

  正確に反応できるようになっても流暢性が不十分であれば、次のステップに進んで積み重ねていくことが難しいことが多いです。

  例えば、身体模倣では、単一模倣が正確にできるようになっても、1つの模倣に時間がかかっている様であれば、連続模倣に進むことが難しいです。算数では、足し算が正確にできるようになっても、指を使っていたり、1つ1つの計算に時間がかかっていれば、2ケタの足し算や文章題に進んでもつまずいてしまうことがあります。

  文章を読む場合では、平仮名が正確に読めるようになっても、拾い読みであったり、素早く流暢に読むことができなければ、文章の内容を考えることは難しいです。

  このように、スキルを指導する場合、まずは正確に反応できることを目的に指導を行いますが、次のステップに進むためには、正確に反応できるだけではなく、流暢に素早く反応できるように流暢性を高めることが大切になります。100%正答できるようになっても、課題を繰り返したり、時間内に多く、素早く反応することを求めるなどして、流暢性を高めていきます。


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