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 いじめの問題

 二次障害 1

 二次障害 2

 やられたらやり返す?

 園や学校での支援 1

 園や学校での支援 2

 園や学校での支援 3

 園や学校での支援 4

 ルールを決めて,
   守るということ1


 ルールを決めて,
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 ルールを決めて,
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 ゲーム時間を管理する

 ルールを守ることと衝動性

 ルール関連のまとめ 1

 ルール関連のまとめ 2

 登校渋りの予防と対応 1

 登校渋りの予防と対応 2

 登校渋りの予防と対応 3

 登校渋りの予防と対応 4

 日々の生活で社会性を
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 性格と問題行動 1

 性格と問題行動 2

 問題を解決する力を養う

 成人の方への支援 1

 成人の方への支援 2


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 軽度知的障害やその他の発達障害のあるこどもの支援

 二次障害 2


  『二次障害1』では,叱責からくる自尊心や自己評価の低下から二次障害を考えました。ここでは失敗体験,成功体験という点から二次障害を考えていきます。

  知的障害や発達障害があるこどもは,様々な支援を受けてもどうしても学業面や対人面,集団行動場面で失敗体験をしてしまう可能性が高いです。文章題の理解に他児より時間がかかったり,遊びの輪に上手く入られなかったり,テンションが上がりすぎてトラブルを起こしてしまったり,上手く切り替えられず集団の動きから遅れたりと。

  その際に,周囲からからかわれることがあるかもしれないし,色々理解する力がついてくると『上手くできなかった』と落ち込むこともあると思います。

  学齢期に教育的な支援によって『できることを増やす』ことは最も大切なことですが,それと同じくらい『自信を持つ(自信を無くさせない)』ということが大切です。自尊心や自己効力感とも言い換えられます。。

  失敗経験が積み重なると,誰でも自信を無くしてしまいます。自信が無くなると様々なことに積極的に取り組んだりチャレンジしたりすることが難しくなるし,気持ちも暗くなってしまいます。行動し多様で安定した正の強化が得らなければ(楽しさややりがいを感じることができなければ),”抑うつ”という病気のリスクが高まります。

  実際の成功体験を積むための工夫や配慮を学校や家庭で行うことは大切です。課題の設定やスモールステップでの指導,友達と関わることができるような配慮,事前の声かけ,様々なスキル訓練など。できるだけ成功体験,上手く行動して楽しさや達成感,やりがいを多く感じられるような配慮を十分に行います。この点は他の頁でも解説しているのでご参照ください。

  実際に成功体験を積めるような配慮と併せて,できるだけこどものがんばりや成長,できたことに周囲が注目するという関わりが大切です。保護者がこどものできないことや遅れていることに注目しすぎると,こどもも自身の上手くできないところに注目しやすくなり多くのことを失敗体験と捉えるようになってしまいます。今の時点でできないことは課題としてこれから教えていってあげれば良いだけなので,少々の問題は楽観的に対応し(心の中では心配していても「大丈夫,たいしたことないよ」と態度と言葉で伝える),こどものがんばりや成長に積極的に注意を向けていく関わりが大切です。

  例えば,宿題の漢字を10個書けなかったとしても先週より丁寧に書けるようになったことや書ける量が少し増えたことに注目して「この前よりここ綺麗にかけてるよ」とまず声をかける,教室でテンションが上がって怒ってしまったときに「怒ってしまったけど手を出さなかったのはえらい」,「この前より早く切り替えられたね」と,本人なりに成長したことやがんばったことをまず認めてあげます。

  不十分な所があったとしても,がんばっていること,成長していること,がんばったらできるようになること,良いところがいっぱいあることをしっかり言葉で伝えてあげましょう。「○○が今できなくても大したことないよ,練習したらすぐできるようになるから」といった声かけも大切です。上手くできなくてもただの失敗体験で終わらせず,その中でもできる様になっていること,がんばっていること,これからできるようになることを伝えていきます。感情理解が弱いこどももいるので,言葉で伝えないと伝わらないこともあるかもしれません。人間関係で上手くいかないことがあっても保護者はいつでも味方であり,こどものことを大切に思っているということを示していきます。どうしても失敗体験が多くなってしまう可能性があるので,その分自信につながるような声掛けを明確に頻繁に行っていきます。

  そして上手くいかないことがあれば,どのようにしたら解決できるか一緒に考えてあげましょう。こどもの問題解決のために保護者は精一杯頑張るという姿勢を示し,保護者に相談することで良い方向に物事がすすむという経験も大切です。何か失敗した時に保護者が否定的な態度を示すと,困った時に保護者に相談し難くなってしまいます。こどもから相談を受けたらまず否定せずに話を聞き,一緒にどのようにしたら良いか考えて具体的な問題解決につなげましょう。



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